文科省一般職のヒラ女性職員が、研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォースに配属され、不正研究(ねつ造)の謎を暴くシリーズ第2弾。
前作では、小保方さんを徹底的にこきおろしたんでしたが、その後のリベンジという空気を読んで、今度は、小保方さんも擁護するとこうだったかもしれないと、小説の上で再現したんでしょうかね。
ノーベル賞級の(胡散臭い)論文を科学誌に掲載した小保方さんもどきが、主人公の幼馴染だったということで、主人公の微妙な立ち位置から始まる、やや先の読めない展開で、惹き込まれ感は今ひとつでした。
タスクフォースのメンバーは、都度入れ替わりだそうで、今回は自分と同じ苗字の相棒も出てきたので、好感度プラス1でした。
著者:松岡圭祐
出版社:講談社
書型:文庫
価格:691¥
発行日:02/13/2016
読了日:03/28/2016
評点:4
ジャンル:娯楽